2009年11月10日
ホリエモンの“金で買えないものはない”発言の続き
堀江貴文さんがさんざん非難されたあの発言。
実はあれだけではなく、まだ続きがありました。
その続きの部分をご紹介します。
ちょっと古い話になるが、ライブドア事件で有名な堀江貴文さん通称ホリエモンの言葉にこんな言葉がある。
世の中にカネで買えないものなんて、あるわけがない。
マスコミからは悪徳拝金主義を象徴する言葉のように非難され、それに続くホリエモン叩きの材料にされた有名な言葉だ。
でもこの言葉にはそれに続く言葉があることを知っている人は少ない。
世の中にカネで買えないものなんて、あるわけがない。
カネで買えないものは差別につながる。血筋、家柄、毛並み。世界で唯一、カネだけが無色透明でフェアな基準ではないか。
(“明るいおカネ第一主義”の伝道師 ライブドア社長 堀江貴文 「日経ベンチャー」2005年2月号)
堀江さんの真意は、人間の可能性を無限に信じたことだと思う。
庶民と支配者には越えられない壁がある。
いくら東大を卒業しようが、社会で成功しようが、けっして庶民から支配者になることはできない。
支配者は強い仲間意識と世襲制によって強固に保持されている。
支配者の家に生まれない限り、その仲間に入ることはできない。
血筋、家柄などなど、これはどうにもならないもの。
いわば差別だ。
お金だけは誰でも自由に手に入れることができる。
誰でも無限の可能性を持つということだ。
彼はそんな世の中を夢見ていた。
結局彼はそれを体現しようとお金の力で権威に挑み、最後は国家権力によって叩き潰されてしまった。
国家は人々に夢を煽るが、本当のことを言えば、一番上の階級だけは庶民がいくら努力しても得られない。
堀江さんはその現実がどうしても許せなかったのだろう。
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